必要は発明の母
Necessity is the mother of invention.
Nujabes & MINMI - Shiki no Uta
ネット論壇でも、マスゴミでも、重大な欠陥を抱えた論理展開をするから、どうにも腑に落ちない移民問題の議論になってしまう。人手が少ないから外人労働者という論理なんですが、これに対して生産性の向上という解決策を提示しても、まず、相手は納得しません。
具体的には? 何年かかるの? それって本当に生産性向上するの?
こんな議論ばかりです。
そもそも、同じような事を、皆も体験したことがあるでしょうに。
野球で人数揃わないとき。サッカーで人数揃わないとき。
ガキのくせにゴルフしたいけど道具もホールもない。
そんな時どうしました?
ゴルフ発祥の地とされてる、スコットランドの事例を引用しましょう。
ゴルフボールの歴史
ゴルフボールの発達を見ると、17世紀以前は木の皮(ブナ材)に動物の毛と糸を詰めたものだった。17世紀に入り馬皮、牛皮のカバーに羽毛が詰められたフェザリーボールが作られたが、耐久性に劣っていた。1845年にスコットランドの牧師アダム・パターソンが、ガタ・ベルカボール(通称:ガッティ)を発明した。熱帯産樹木のバラキューム・ガタの根元から採取したゴム状の物質を、丸い鋳型で大量生産した。ボールを見やすくするために黒い表面に白い塗料を塗り、またボールの表面にタガネで溝をつけるとより飛ぶことが判った。その後表面に丸い溝のボールも出現した。ゴルフの発展と共に19世紀末にはタイヤやゴム製造の会社がこぞってゴルフボールを製造した。1899年アメリカの医師コバーン・ハスケルがゴム芯に糸ゴムを巻き付けガタ・ベルカのカバーを被せたボールを発明した。ハスケルボールはガッティボールより良く飛び、コントロールし易くなり飛距離は20~ 30ヤード伸びた。その後ワンピース、ツーピース、スリーピース、フォーピース、ファイブピースなどの各種ボールの出現となる。
人間ってのは必要に迫られる時こそ、ありったけの知恵を絞って、新たなモノを発明してきたという歴史があります。人手不足の解消に生産性向上が必要なのではなく、生産性向上という大発明をするために、人手不足が必要なのです。
以下引用
http://www.geocities.jp/sonny_l_lab/english/proverbs/n/necessity_is.htm
解釈~
それぞれ、必要があればそこから発明が生まれる、貧困であれば一生懸命働く、という意味。
必要と感じなければ新しいことを考えようとしないのが人の常。新しい発見や発明は生きるための必要性に迫られ必死に考えて工夫する貧しい人から生まれやすく、この世界で満足している人からは新しい発明は難しいということです。
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